BRMSとはビジネスルール管理システムである。
と、次にビジネスルールって何という話になるだろう。
ビジネスルールは、それぞれの業種で業務上決められたルール。たとえば、あるスーパーでは、水曜日に魚が10%引きとか、ある百貨店では、会員で購買金額が10万円を超えると10%キャッシュバックするとなどといった取決めの事。
昨今の製品は多種多様の上、寿命も短く移り変わりの激しい傾向にあり、また店舗では季節やタイミングに応じて期間限定のキャンぺーんも沢山ある。こうしたなか、変動の激しいビジネスルールに対応し、いち早くシステムを改造するのは、ビジネス上とても重要。しかし場合によっては1週間程度のビジネスルールの為にシステムを改変し、設計、製造、テスト、運用などを行うなうと結構なコストと時間を要する。
しかし、BRMSによりシステム構築する時間・コストを大幅に削減できるという事らしい。
従来だと、水曜日に魚が10%引きというビジネスルールがあれば、会計計算の時に、プログラム上では、以下のような手順を踏む。
1.今日は水曜日かどうか?
2.購入した商品は、魚か?
3.上記1,2を満たす場合、10%割り引く。
プログラム中ではこの他に、オブジェクトを生成したり、解放したり等、システム上のルールに基づいて処理が行われている。つまり、ビジネスルールに基づくロジックとシステム上のロジックは、一体化されており、分離されていないのが現状だ。なので、ビジネスルールが変更になると大変だ。
そこで、ビジネスルールに基づくロジックを分離させて管理しようというのがBRMSだ。
また、BRMSで設定した、ビジネスルールから、自動で詳細設計、製造、単体テストまでを行う事ができる
らしい。内部の仕組みや実際の運用に耐えうるかについて、大変興味があるが、すでに導入に、効果を上げている企業も多いとのこと。
プログラマレスの時代は意外に早いかもしれない。
生き残る為には、プラスアルファのスキルがないとね。。。