担当テストマネージャー:EY

 私はソフトウェア検証の業界に入って25年が経過し、テスト業務メインの毎日です。
 今回は、そもそもなぜテストエンジニアになろうと思ったかを書きました。

 社会人になって開発会社に入るのですが、当然、当初はテストエンジニアを目指していたわけではなく、
プログラムを身につけてプログラマーとしての腕を徐々に磨いていくことを考えていました。
 しかし現実は、開発よりも運用・保守の仕事が回ってくることが多く、プログラミングよりも出荷前のテストを行う
業務がメインとなることがほとんどでした。

 大きい会社になると品質保証を行う部門、いわゆるQA部隊が存在するところもあり、そのなかで作業を行う
ことも多くなりました。
 しかし、この時点でテストエンジニアになろうと決めていたわけではなく、むしろ「このままでいいのか?」という
考えが心の中に渦巻き、一旦はソフトウェア業界から距離を置くことになります。
 そして、世の中を客観的に見る機会が訪れ、一旦は別の業界への転職も考えておりました。

 そんなときに出会ったのが、「第三者検証」を事業の柱としている現在の会社で、期間契約で身を置くこと
にしました。
 当時、システム開発の世界では、開発者目線ではなくユーザー目線でソフトウェアを検証する考え方が台頭し始め、
業界的にも成長していることを知り、私はいい意味で大きなショックを受けました。
 この出会いをきっかけに、開発者目線だけではなく第三者目線でソフトウェアを評価していくことで、よりよい製品が
生まれるということに価値感を覚えるようになりました。

 そして、時代の変化に伴って成長することができると感じたソフトウェアテストの世界で、「テストエンジニア」として
本格的に取り組んでいくことを決断したのです。
 こうしてテストエンジニアとしてソフトウェア業界に戻ることにしたのです。

 ユーザーを取り巻く環境変化も日進月歩で、テストに特化したツールの登場や進化も目覚ましいものがあります。
 最近だとAIを利用し、人手によるミスを少なくしたテスト自動化も台頭してきています。

 次回の私の担当では、このテスト自動化について私の経験に基づいた話題に触れてみたいと思います。